学習会のお知らせ
2018年08月16日
学習会「四万十川を守れるか」
〜河川における原発放射能汚染を考える〜
すでに報じられているとおり、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)をめぐっては、広島高裁が昨年12月、広島地裁の決定を覆し、本年9月30日までの運転を禁じる仮処分決定をくだしました。阿蘇山(熊本県)が過去最大規模の噴火をした場合、火砕流の影響を受けないとはいえないと判断したものであり、原発の運転を差し止めた司法判断は高裁では初めてでした。
伊方原発が、福島第一原発事故のような過酷事故を起こした場合には、瀬戸内海、豊後水道といった「海」へ深刻な被害を及ぼすばかりでなく、「日本最後の清流」と呼ばれる四万十川への被害も懸念されます。今回の学習会では、福島第一原発事故による川、湖、海への放射能の影響を調べてきた国際環境NGOの専門家を講師にお招きするほか、地元の川漁師の方から四万十川の生態系の現状についてお話を聞きます。
■講演
「水に沈む放射能 〜福島原発周辺の水域への放射能調査〜」
ショーン・バーニー氏 (国際環境NGOグリーンピース・ドイツ/核問題シニアスペシャリスト)
1990年にグリーンピースの核問題担当となる。東アジア地域の核政策、特に核燃料サイクル問題や原子力発電所の安全性に関する問題について詳しい。2011年以降、東京電力福島原子力発電所の放射線調査や欧州の老朽化原発、日本の原発再稼働問題にも取組む。「World Nuclear Industry Status Report 2017」の日本、韓国、米国、スペイン部を執筆。 「水に沈む放射能ー東京電力福島第一原発事故から5年 淡水域および海水域の堆積物に対する放射能調査と分析」(2016年7月)を執筆。
■現地報告
「四万十川生態系の現状」
黒澤雄一郎氏 (川漁師/四万十川中流漁協アオノリ組合代表)
3.11後、埼玉から移住。
■日時:2018年10月27日(土) 13:30〜16:30
■会場:四万十市立中央公民館 1階 大会議室 ※中村駅から徒歩8分
■入場料:無料
■主催:脱原発をめざす首長会議
■協力:原発をなくす高知県民連絡会/脱原発四万十行動
■後援:四万十市/四万十市教育委員会
*参加・傍聴のご希望の方は、10月24日(水)まで、脱原発をめざす首長会議事務局あてにメール mayors@npfree.jp(@は半角に)もしくは FAX 03-3363-7562 にて、お名前とご連絡先をお送りください。先着80人までです。