脱原発をめざす首長会議

マレーシアで行われた国際シンポジウムでの報告


2015年06月05日

20150604

6月4日から5日にかけて、マレーシアの首都クアラルンプールで行われたドイツのフリードリヒ・エーベルト財団(FES)、マレーシアの市民団 体Monitoring Sustainability of Globalisation、Social Democracy in Asia共催のシンポジウム「マレーシアを始めとするアジアへの原発進出をどのように止められるか」から招待を受け、当会戦略会議メンバーであるアイリー ン・美緒子・スミス氏(グリーン・アクション代表)が当会の活動紹介と日本の現状について以下のような報告を行いました。

 日本では、福島事故はいまだ収束せず被害とコストが多大であること、そして2年近く原発ゼロが続いている現状の説明を行いました。また、市民活動・住民投票運動が国と電力会社の原発建設計画を阻止した結果、原発依存が抑えられ、3.11以降原発なしでも電気が足りている実情などを説明しました。
一方で、マレーシアの市民は政府の原発推進計画の不透明性に対する説得性のある論点構築を求めていました。原発は安全性の問題だけでなく、経済、まちづくり、雇用促進に悪影響を及ぼすということにも関心が集まり、今後の参加が求められました。

|