脱原発をめざす首長会議

世話人 村上達也 元・東海村長の原発問題に関する発言掲載


2014年11月20日

 11月20日付、東京新聞一面に当会世話人である村上達也 元・東海村長による原発などに関する意見が掲載されました。一部、原発問題に関して以下引用します。
 “村長に就任して2年後、地元で犠牲者2人を出すジェー・シー・オー臨界事故が起きた。「事故は起きない」と日本の技術力を過信し、原発の推進と規制の組織分離もせずにいたことに気づき「何とうぬぼれた国なのか」と思った。そのまま11年半、過信が放置されて起きたのが福島の原発事故だ。
 福島では、いまだに賠償が完結せず、帰還もできない地域がある。原発事故の被害は国家でも救済できない。原発に見切りをつけ、失業者や自治体の財政混乱に対応する撤退戦略を考えるべき時だと思う。
 しかし、安倍政権は原発再稼働を進める。彼らは原発が国を強くすると考えている。国家のためなら国民が犠牲になっても仕方がないという発想なのだ。”